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いじめ自殺と学校教育:何とかならないか、身内を庇う体質

いじめ自殺と学校教育:何とかならないか、身内を庇う体質

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小4男児の自殺を報じる朝日新聞の記事

沖縄県豊見城(とみぐすく)市で昨年10月、小学4年の男児(当時9)が首をつって自殺する事件があったそうな。何とも痛ましい残念な事件である。
現在の学校で「我が校にはいじめはありません」と白を切るのは難しい。「なるべく起きないように努力する」というのが正直な態度かも。その努力や誠意は認める。何も頭から学校を避難する積もりはない。…それが一般的な親御さんや世間の対応というものだろう。

ただし、「いじめ自殺」だけは絶対にあっては欲しくないのだ。「絶対」である。その学校でいじめ自殺事件が起きたら、当事者や学校の長は辞任を覚悟するくらいの決意で取り組んで欲しい。
ところが、今回起きた小学4年生の自殺事件について、学校側の取った態度は耳を疑うものである。児童が自殺する前に無記名のアンケート調査を行っておきながら、担任は忙しさにかまけてそれに目を通していなかったという。そこには 「毎日いじめられている。転校も考えている」との記述があったそうである。もし、事前に担任が気付いて対処していれば救えたかもしれない命であった。

その非を素直に謝罪し、取り返しの付かない過ちを率直に詫びるなら、それも仕方ないとも言えよう。が、そういう事実が明らかになったことに対して、担任を管理指導する立場にある学校長が、遺族に詫びることは勿論ながら、自殺を図るまで気付かなかった学校側の落ち度を言い逃れる挙に出たのである。
遺族側が学校や市教委の側に「真相の究明を!」と訴えるのは当然のことと言えよう。

それにしても、「全国津々浦々、学校教育のあるところどこでもいじめ自殺がある」というのが偽らざる感想である。
中には「沖縄の自然の中で心を癒やそう」という試みもあるようだ。本当にそうだと言えるのだろうか?「離島では子どもは逃げられないから」という隔離の発想で考える人もいる。
それに、子どもたちはやがて社会の中に帰っていかなければならない。「いつまでもここにいていいよ」とは必ずしも言えない。今は繊細で脆い子どもたちでも、やがては「風邪くらいには負けない」心身をつくらなければいけない。

不登校の子どもたちに最善の方法を絶えず求めてはいるが、不登校自体の持つ様々な側面もまた無視にはできない。

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