「保護者や教員のための不登校セミナーパート2」(官民連携による)(主催埼玉県教育委員会)のお知らせ
7月14日開催のパート1に引き続き、パート2が10月17日(土)さいたま市民会館うらわにおいて開催されます。フリースクールや親の会等の民間団体が主導のパート1の後、何度かパート2の開催に向けて会議を重ねてきました。
全国の不登校の数がここ数年減少傾向にありましたが、再び12万人の大台に乗り増加傾向に転じました。いじめと不登校は連動しているというのが現場の認識ですが、今まではいじめは増加しているが不登校は減少しているというのが学校側の認識でした。しかし、不登校の数値そのものが正確ではなく、地域によっても認定の仕方はまちまちという印象でした。
悪く言えば「不登校の増加」ですが、よく言えば「不登校の統計数値の精度が高まった」とも言えそうです。とにかく、学校教育の中で負の部分として臭いものに蓋との扱い出であったものが、適切な対応を行う前提として統計数値の精度が上がったのはいいことです。
しかし、見方を変えれば単に体裁を繕っているだけでは不登校対策に前進はないと腰をすえてかからねばならない段階にまで不登校に代表される教育の危機が高まってきたとも言えそうです。
長年の関わりの中で、今までは未知の領域であった不登校問題に様々な角度から光が投げかけられると同時に、現場の関わりの中からも様々なものが見えてくるようにもなりました。
それを学校教育の外部に存する民間教育の側から言うならば、当初は時代のニーズに応じ未来を見据えた子ども達の希望に応えるものであった学校教育が、時代の急速な進展の伴い社会の多様なニーズに応えられなくなり、未来を志向する子ども達の桎梏(手かせ足かえ)にさえなりつつある事態が見えるようになってきました。
もちろん、不登校の児童生徒の中には、学校教育に携わる方々が以前から考えていた不登校の範疇に当てはまる子ども達も多いのですが—-一般に精神的肉体的に障害を抱えていて、他の子ども達と対等に伍していくことが難しいような子ども達など—-必ずしもそうとは言えない子ども達も多数排するようになってきました。学校教育では従前に自分を表出し切れない子ども達の出現です。
言うまでもなく、子どもというものは親の庇護を受けて育ち、やがて親を超えていく存在です。それでこそ世代の交代と伝達が円滑に行われます。しかし、ともすると私達大人はその単純な原理を忘れがちになります。心したいものです。
基本的に子どもの行動は、それが叫びであれ、笑いであれ、怒りであれ、涙でれ、内なる心の反映。それを素直に受け止めることから始めたいものです。
もし何らかの理由で現在不登校になり、今後の方途について悩まれているのであれば、私達官と民とがともに手を携えて協議を重ね企画した不登校セミナーです。是非のご来場を心からお待ちしております。
私達の企画したセミナー皆様のお役に立てましたら幸甚に思います。
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